無限の猿定理

日記っぽいなにか

最後の秘境 東京藝大―天才たちのカオスな日常― を読み終えて

こんにちはs1oh7m1e4oです。

今回は最後の秘境 東京藝大*1についてを語っていこうと思います。

私も一般とは少し異なる大学に通ってはいましたが、ここまで東京藝大とは違うのかと思わされました。理由としましては、入学などに浪人する人などはごく当たり前のことであり、同級生などは年が離れていても不思議ではないということです。MARCH*2などは確かに浪人生などはいますが、40代や50代の方も通っているのは読んでいて、多種多様なのだと感じました。また入試の課題で鉛筆の芯を削って、顔にくっつけ、その状態で紙に顔を叩きつけて合格になった生徒もいる。私がこの本を読んでいて頭を金槌で殴られたほどの印象が残っている。

本を読み進めていると、美校の生徒も音校の生徒も互いを尊重したり、していなかったしている。時には助け合ったり、飲み会をしていて親睦を深め合っている。自分の異なる職人との出会いというものは、一般人である自分にはそれが煌めていているように考えた。今の時代は大学の人のみならず、ネットワークを通じれば十人十色の人と出会えるが、これとはわけが違うと思う。具体的にどう違うのかといわれると言葉に詰まってしまうが、強いて言うならば学校という特別な場所だから出会ったことに意味があるのではと感じた。

東京藝大といえば変人などが多いというイメージがあるがこの本を見て、認識を改める必要があると感じたのだ。一見奇想天外な行為の裏には、理にかなっている理由があったりと読んでいてとても面白かった。

今年はどの学校も文化祭などはしないと思うので、来年には藝祭に行ってみて、肌で東京藝大を感じてみたいと思った。

 

それではまた逢う日まで

 

*1:東京藝術大学

*2:(M)明治大学(A)青山学院大学(R)立教大学(C)中央大学(H)法政大学